ピースボートのスタッフ、特におりづるプロジェクトのスタッフやパートナーたちが、協力して被爆者の立て看板や広島・長崎の惨状を記録したボードを持って現れた。
 新聞局員は面が割れているので即座に捕獲され、ボードを掲げる係に任命された。ボードは色々な意味でかなり重い。見れば、ずらりとボードを持って広場を取り囲むのは、ピースボートの乗船者たち。中には、新聞局で校正を担当してくれているオジサマもいて、律儀にボードを掲げている。
 ボードは表に向かって掲げねばならず、つまり通りすがりの人たちに向けて見せるように掲げねばならない。
 しかし、それを真面目にやると、自分たちがフェスティバルを見られない。なんとも悶々な状況である。