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土産物とグアテマラ伝統舞踊~グアテマラ・プエルトケツァル2日目~ [寄港地]

 昨日の謎の果物の影響か、私は午後遅くまでトイレでの生活を余儀なくされた。
 同行した車いすの方には、心配かけないようトイレとベッドを往復と答えたが、あまり差異はなかったかもしれない。
 やはり、腹の弱い人間が、よくわからぬものを酒のつまみにしてはいけない。

 げっそり状態でも朝と昼はなんとか食するようにしていたおかげか、夕方にはトイレを…もとい、床を離れることができた。

 船の前には土産物屋が集まったテントが出ていて、もう遠くに行けそうにない私はここで土産を買うことにした。
 いかにもラテンアメリカらしい布や、グアテマラの民芸品などが並ぶ。天然石なども多い。
 母がコーヒー好きなので、袋入りのコーヒーを前に、いつ頃まで鮮度や風味が持つかと考えていた。
 すると、店の主らしい人物が来て、しきりに売り込んでくる。
 値段を聞くと1袋5ドルだという。
 それほど高いわけでもないが、豆ではなく挽いてある上に真空パックではないので、香りや味が日本まで持つのか不安だ。まだ、日本まで2週間以上ある。
 すると、店の主はコーヒーの袋を二つ出し、8ドルだと言って来た。
 向こうから値引きしてきたので、私はアラブのときの癖で「うーん・・(〃 ̄ω ̄〃ゞ(どぉしようかなぁ)」という態度で更なる値引きを待ってみた。
 すると、店主はグアテマラ織物のカバーがかかったノートも引っ張り出し「全部で11ドル!」と言ってくる。ノートは4~5ドルくらいするものだったから値引きには違いないものの、支払う金額はだんだんと高くなっているのに気がついた。
 気がついて固まっていると、店主はさらに高そうな置物に手を伸ばしたので、これ以上支払う金が増えたら困ると私はコーヒー2袋とグアテマラ織物のノートを買った。
 アラブは掛け値+大胆な値引きなのに比べ、中南米はモノを足すことで結果的に多く金を支払わせる戦法をとってくる。どちらも油断してはいけない。
 ついでに言えば、このコーヒーは非常においしいと母はたちまち飲んでしまった。帰り着くまでに品質は問題ないようだった。

 夜はグアテマラの伝統舞踊を見せてくれるとのことで、ブロードウェイショールームに向かう。
 種まきなどの農耕の踊りや、動物たちの踊り、結婚?の踊りを披露してくれた。
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 舞踊の一つ一つは、グアテマラで昔から行われているものや伝承ををあらわしているという。

 伝統舞踊が終わると、出航となる。
 タグボートやパイロットボートが、船の周りを周回する。
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 ところどころに強い明かりはあるものの、全体的に暗い港だ。
 星座写真に良かろうと、前の夜にデッキに出たのだが、そこには船員さんが夕涼みしていた。
 船員さんは私が独身と知るや否や結婚と子育てについて語られてしまい、私は天体写真を撮らずにすたこら逃げ出した。
 日本なんかよりも、外国、特に熱心な宗教信者のいるところほど、結婚や子育て、女性に関する意見は驚くほど保守的で古めかしいことが多い。

 やがて、タグボートに誘導されて船はプエルトケツァルを離れた。
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 基本的に貨物船の多い港だったが、隣にいたのは日本の船のようだ。
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「IKOMA生駒」と船名が書かれている。この港は一部を除いて自由に歩き回れないので、隣の船には気がつかなかった。たぶん日本の船なのだろう。
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 やがて船はプエルトケツァルを離れていった。

 これからオセアニック号は最後から二番目の港、メキシコのマンサニージョを目指して北上する。
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