サファガかアカバか不明だが、アラブの商人が乗り込んできていた。
 ポートサイドまで乗っているつもりらしい。金を払っているのか何なのか知らないが、5階のレセプション前に陣取って絵葉書や置物などの土産物を並べている。

 サファガからポートサイドまでの間、アラブの商人をずいぶんと見てきたが、彼らはかなりしたたかである。

 日本人は言い値で買う傾向にあるとのことだが、彼ら相手に言い値で買うのはかなりの損である。
 どうしても無理だという人は、大阪のオバちゃんたちと一緒にいるといいだろう。連れの買い物もしっかり値切ってくるので、商人たちは大阪のオバちゃんたちを恐れていた。