クレイジーパーティ

　７月１０日は納豆の日だとかで、局長が納豆の日の記事を前日に書いていた。
　納豆は毎朝６階の食堂に出ているもので、取り立てて記事にするものではない気がする。
　「まぁいいからいいから」と局長が書いているところを見ると、ピースボートの何か関係記事なのだろう。もしかしたら、朝食の納豆消費を拡大したいのかもしれない。

　そんな納豆の日は素晴らしいべた凪になった。
　凪の海面は船が作り出す波紋も消すかのような、ガラスのような滑らかさだ。

　空と海は水平線で溶け合い、ぼやけてわからない。

　太平洋はいかにも波が荒そうなイメージがあったので、ここまでの凪が見られるとは思わなかった。

　夜はマーティン・ブラザーズがクレイジーパーティを開くとのことで行ってみた。
　水先案内人のイベントにしては珍しく、ピースボートの主催ではない。
　カメラや録画機器の持ち込みは禁止とのことだが、意味がわからない。マーティン・ブラザーズが門外不出の秘儀でも披露してくれるのだろうかとでも思っていたのだが。

　行ってみるとなるほどクレイジーなパーティで、とてもカメラなどには収められない。
　身体を張った遊びをするような感じで、乗馬なんかよりもよっぽど体力と知恵を使う。
　えびぞり大回転のような状態になりつつ、そういえば最近は身体を使った遊びをしたことはなかったなと思った。
　それでもぺしゃんこに潰れなかった分、まだこの頃は体力があったのだと思う。