動植物検疫と、禁止品持ち込み事前申請 [地球一周の船旅]
日本に戻るに当たって、色々なことをしなければならない。
そのうちの最大のものが、動物・植物検疫と持ち込み禁止物品の事前申請だ。
税関で逮捕されたくなければ、これはクリアしないといけない。
私が買ったものの中では、家の猫に買ったペットフード、トナカイかヘラジカの角を加工したもの、土産に頼まれていたアーモンドが対象になりそうで、とりあえず全部持っていった。
灰色のものは自己判断せず、持っていってみてもらったほうが良い。
動植物の検疫は、日本に外来種を持ち込まないためにするものだ。
そうでなくても、船によってもたらされる外来生物は多い。
船のバラスト水には貝の子供である稚貝やプランクトンなどが入り込み、他の港でバラスト水が放出されると、一緒にその港に稚貝などが放たれてしまう。
その港が生息に適さなければそのまま死滅してしまうが、生息に適していれば増えてゆくし、天敵がいなければ爆発的に増えていってしまう。
バラスト水の吸い込み口に水しか通さないフィルターを張れば良いのだそうだが、それにはオカネもかかるし、水を吸い上げるまで時間がかかってしまう。故に、フィルターをつけた船は非常に少ないと聞く。
現在では、バラスト水を加熱処理してプランクトンなどを死滅させる方法もあるそうだが、それもなんだか可哀想な気がする。
話がそれたが、この検疫は申請すべきものとしなくても良いものを選別する作業をするだけで、ここで検疫をしてくれるわけではない。
聞いた話だが、この事前審査で不許可になったものをあげてみると…
▼各港で拾った小石
▼押し花
▼貝殻
▼砂浜の砂や小石
▼煎っていないコーヒー豆
▼ペースト類
▼採取してきた植物の種
他にも、過去に不許可か申請が必要とされたものは…
▽毛皮
▽缶詰(ハムなど肉製品)
▽香辛料やスパイス、バニラなど(種子類に当たる)
▽米
▽植物性のカバンや加工品
他に、当たり前だが昆虫、生肉、苗木、球根、野菜、穀類、豆類、土なども持ち込み禁止だ。
また、狂牛病の関係で、牛肉製品などは持ち込まないほうがいいとのことだった。
クルーズの時期によっては、これからは牛肉規制が解かれることがあるかもしれない。
あとは、ワシントン条約に触れるものも、もちろん持ち込み禁止になる。
また、麻薬類、武器、偽造通過、えっちな本とかDVDとか、偽ブランド品も持ち込み禁止だ。
そして、南米を旅して一番引っかかりやすいものがコカ茶だ。
コカはもともと、南米の山岳地帯で暮らす人々が、高山病や頭痛の薬として煎じて飲んでいたものだった。
その葉から成分を抽出し、化学合成したものがコカインとなる。
コカの葉自体は先進国では悪者扱いだが、それは化学生成なぞした連中が悪いのだろう。
今でも南米の一部地域ではコカ茶を茶や薬とするところがあり、そこでは普通に土産物として売られているという。葉っぱだけでは、それほど常習性や依存症は出てこない。
南米を回った船は厳しく調べられるとのことで、このクルーズの前の68回では、太平洋上でコカ茶を慌てて消費する人が増えたとのこと。
確かに、先進国で化学生成されてコカインができたのだから、先進国である日本にコカの葉を持ち込んではいけないだろう。
結局、私が事前申請したものは、アーモンド以外全て検疫対象品となった。よく見ると、アーモンドの袋に「roast」の一語が入っているのを、係員の方が発見したのだ。
日本の横浜港で、これらの検疫対象品となった品は検疫官に見てもらう必要ができたのである。
これらの品物は出しやすい位置に入れておく必要がある。あと、酒類も見てもらわなければならない。
なんだか手荷物が多くなりそうである。
そのうちの最大のものが、動物・植物検疫と持ち込み禁止物品の事前申請だ。
税関で逮捕されたくなければ、これはクリアしないといけない。
私が買ったものの中では、家の猫に買ったペットフード、トナカイかヘラジカの角を加工したもの、土産に頼まれていたアーモンドが対象になりそうで、とりあえず全部持っていった。
灰色のものは自己判断せず、持っていってみてもらったほうが良い。
動植物の検疫は、日本に外来種を持ち込まないためにするものだ。
そうでなくても、船によってもたらされる外来生物は多い。
船のバラスト水には貝の子供である稚貝やプランクトンなどが入り込み、他の港でバラスト水が放出されると、一緒にその港に稚貝などが放たれてしまう。
その港が生息に適さなければそのまま死滅してしまうが、生息に適していれば増えてゆくし、天敵がいなければ爆発的に増えていってしまう。
バラスト水の吸い込み口に水しか通さないフィルターを張れば良いのだそうだが、それにはオカネもかかるし、水を吸い上げるまで時間がかかってしまう。故に、フィルターをつけた船は非常に少ないと聞く。
現在では、バラスト水を加熱処理してプランクトンなどを死滅させる方法もあるそうだが、それもなんだか可哀想な気がする。
話がそれたが、この検疫は申請すべきものとしなくても良いものを選別する作業をするだけで、ここで検疫をしてくれるわけではない。
聞いた話だが、この事前審査で不許可になったものをあげてみると…
▼各港で拾った小石
▼押し花
▼貝殻
▼砂浜の砂や小石
▼煎っていないコーヒー豆
▼ペースト類
▼採取してきた植物の種
他にも、過去に不許可か申請が必要とされたものは…
▽毛皮
▽缶詰(ハムなど肉製品)
▽香辛料やスパイス、バニラなど(種子類に当たる)
▽米
▽植物性のカバンや加工品
他に、当たり前だが昆虫、生肉、苗木、球根、野菜、穀類、豆類、土なども持ち込み禁止だ。
また、狂牛病の関係で、牛肉製品などは持ち込まないほうがいいとのことだった。
クルーズの時期によっては、これからは牛肉規制が解かれることがあるかもしれない。
あとは、ワシントン条約に触れるものも、もちろん持ち込み禁止になる。
また、麻薬類、武器、偽造通過、えっちな本とかDVDとか、偽ブランド品も持ち込み禁止だ。
そして、南米を旅して一番引っかかりやすいものがコカ茶だ。
コカはもともと、南米の山岳地帯で暮らす人々が、高山病や頭痛の薬として煎じて飲んでいたものだった。
その葉から成分を抽出し、化学合成したものがコカインとなる。
コカの葉自体は先進国では悪者扱いだが、それは化学生成なぞした連中が悪いのだろう。
今でも南米の一部地域ではコカ茶を茶や薬とするところがあり、そこでは普通に土産物として売られているという。葉っぱだけでは、それほど常習性や依存症は出てこない。
南米を回った船は厳しく調べられるとのことで、このクルーズの前の68回では、太平洋上でコカ茶を慌てて消費する人が増えたとのこと。
確かに、先進国で化学生成されてコカインができたのだから、先進国である日本にコカの葉を持ち込んではいけないだろう。
結局、私が事前申請したものは、アーモンド以外全て検疫対象品となった。よく見ると、アーモンドの袋に「roast」の一語が入っているのを、係員の方が発見したのだ。
日本の横浜港で、これらの検疫対象品となった品は検疫官に見てもらう必要ができたのである。
これらの品物は出しやすい位置に入れておく必要がある。あと、酒類も見てもらわなければならない。
なんだか手荷物が多くなりそうである。
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