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ビール一杯9ドル~ヨルダン・アカバ1日目ex~ [寄港地]

 マダバの難民キャンプを出発し、バスは首都のアンマンへ向かった。
 パレスチナ難民キャンプ訪問コースは三つあり、一つは地球大学の数日キャンプにホームステイするコース。これは地球大学生以外は取れない。
 もう一つは一晩だけホームステイし、翌日死海観光をするコース。
 最後が私が入っていた、難民キャンプを訪問してアンマンのホテルに宿泊し、翌日ペトラ遺跡を観光するコースだ。

 宿泊するホテルは外国人向けで、調度品や部屋の設備はかなり良い。
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 相部屋で、同じくらいの年代の人と同室になった。が、鍵(カードキー)が一個しかない。つまり、ホテル滞在中は二人で行動するか、どっちか部屋にいなければならないのだ。

 夕食は普通の洋食もあり、砂漠の夜が涼しいせいか、久々に食欲があった。
 スタッフがテーブルを回って、有料の飲み物について説明していくのだが、なんとビールが9米ドル。
 ヨルダンはイスラム圏で、エジプトほど観光地化しているわけでもないからなのだろうか。いくら現地の人が飲まないとはいえ、かなり高い。
 どうしようかと迷っていると、同席になった別部屋のおばさんと話が合い、一緒にビールを飲むことに。共に、同室の人が酒を飲まない人だったのだ。
 難民キャンプで安く土産物を買っていたので、これも土産話の一つと9ドルのビールを頼むことに。
 ビールは、日本で言うと大ジョッキと中ジョッキの間くらいの大きさで、真っ白になるほどジョッキを凍らせてある。そこになみなみとビールが注がれていた。
 数ドル安いワインを頼む人が多かったが、ワインは通常のワイングラスに半分ほどで、割安には見えなかった。どう考えてもビールの方が(高いが)割安である。
 銘柄はわからなかったが、暑い中をずっと歩いてきた中で、このビールは格段に旨かった。

 その後は、同行していた高橋和夫先生と共に、今日のキャンプ訪問反省会というか懇談会。
 地元の?テレビ局だか新聞局も取材に来る。
 私がいた支援物資チームとは違うチームが、訪問先の家で住人に襲われるという事件があったらしく、これの事情説明から始まった。幸いというか、怪我人はいなかったようだ。
 この青年は心を病んでいて、目が離せないゆえに家族は働きにいけないとのこと。どこの国も、心の病は深刻な問題である。

 アンマンには小さいながら天文台があり、星空がきれいに見える。
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 砂漠の地の夜風は、ひんやりと冷たかった。
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